今回は、AviUtlがデフォルトで出力できないmp4ファイルを出力する方法を画像付きで詳しく解説していくよ。
初めに言っておくと、かな~り怠い作業になる(途中で躓くケースが多いため)から、PCに不慣れな人は長期戦を覚悟しておこう。
この記事の目次
x264guiExのインストール方法
まずはx264guiExを配布しているrigaya氏が運営している『rigayaの日記兼メモ帳』にアクセスしよう。

アクセスしたら右サイドバーのいろいろの項目にある『x264guiEx 2.xx』をクリックしよう。もし正常にアクセスできない場合は『(ミラー)』の方をクリックしてみてね。

OneDriveに移動したら、色々ファイルが表示されて分かりにくいと思うけど、基本は最新版をクリックしてダウンロードすれば問題ない。
最新版だと、WindowsXPやWindows8で動作しないことがあるみたい。この2つのOSを使っている場合は、2.33以前のバージョンをダウンロードするようにしよう。

このページの右上にある『x264guiEx_2.xx』のフォルダをクリックすると2.33以前のバージョンをダウンロードすることが出来るからね。
また、7zip形式よりzip形式の方が解凍しやすいから、余計な手間を踏まないためにも、zip形式の方をダウンロードした方が良いね。

Lhaplusなどの解凍ソフトを使い、ダウンロードした『x264guiEx_2.48v2.zip』のファイルを解凍させよう。

解凍が終わったら『x264guiEx_2.48』のフォルダを開き『auo_setup.exe』をダブルクリックして実行させよう。右クリックから『開く』でもOK。

ダブルクリックしてx264guiExのセットアップ画面を開いたら、AviUtlのフォルダの下にある『・・』をクリックして、AviUtll.exeのあるフォルダを指定しよう。本体が入っているフォルダだね。
指定したら右下にある『次へ』をクリックしよう。すると、以下のものがインストールされるよ。
- x264guiEx
- x264
- qaac
- L-SMASH(remuxer、muxer)
これらは特に覚えておく必要はない・・・。

上の画像をみてもらえると分かるんだけど『appledll』のダウンロードだけやたら時間がかかる。(10分くらいかな)他のファイルのダウンロードは数秒で終わるんだけどね。

インストールが終わったら『終了』をクリックしよう。これで『x264guiEx』の導入が完了だよ。
インストールされているか確認する方法
続いて、本当に正常にインストールが完了しているのか確認しておこう。まずは『AviUtl』を起動させてね。

次に上部メニューから『ファイル』→『プラグイン出力』→『拡張x264出力(GUI)Ex』とクリックして欲しいんだけど、プラグイン出力から先は、新規プロジェクトを作成していないと選択することが出来ないよ。
ここでは、インストールがされているか確認するだけだから、適当に画像や動画のファイル(AviUtlが対応している形式の範囲で)を追加しておこう。

次に『ビデオ圧縮』をクリック。

上の画像を参考にして赤枠で囲まれている箇所(x264.exeの指定、qaacの指定、remuxer.exeの指定、timelineeditor.exeの指定、muxer.exeの指定)にファイルが指定されているか確認しておこう。
ちなみに上の画像だと、x264.exeとqaac.exeの部分はファイルが指定されていないから、インストールが出来ていないことになるね。
その場合は、インストール出来ていない部分を手動でインストールすることになる。少し面倒な作業になるけど難しいことではないから諦めないでね。
まずは下記のリンクから足りないものをダウンロードしてこよう。
x264はOSに合わせたbit数を選択しよう。32bitの場合はx86、64bitの場合はx64をダウンロードしてね。
qaacは、左サイドバーにある『cabinet』をクリックしてから『qaac_x.xx.zip』というファイルをクリックしよう。基本は最新版をダウンロードしてけばOK。
L-SMASHは『L-SMASH lastest.zip』をクリックしてダウンロードね。
ダウンロードが終わったら『Lhaplus』などを使い解凍する。解凍が終わったら、AviUtlを開き『ファイル』→『プラグイン出力』→『拡張x264出力(GUI)Ex』→『ビデオ圧縮』と進んでいこう。

後は、ファイルが指定されていない項目の『…』をクリックして、先ほどダウンロードしたファイルに指定してあげるだけ。

例えばx264を手動でインストールさせたいなら、上の画像のように『…』をクリックした後『exe』のファイルを選択し、右下にある『開く』をクリックしよう。
こんな感じで、qaac.exeとかremuxer.exeとか足りないものをどんどんインストールさせていき、最後に右下にある『OK』をクリックして作業を完了させよう。

上の画像のように赤で囲まれた部分がファイル指定されていればOKだよ。
指定されているように見えても実際はそのファイルが存在しないことがあるから注意してね。今回で言うと、remuxer.exe、timelineeditor.exe、muxer.exeがインストールされているように見えるけど、実際はインストールされていないことになっている。
いざエンコードしようと思った時にファイルが読み込めない場合

さーて、動画を読み込ませてエンコードするぞー!!ってなった時に『ファイルの読み込みに失敗しました。』と表示された人もいるんじゃないかな。
ここまで頑張ってきた人ならこのメッセージでかなり絶望したと思う。そんなあなたは『DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl』をインストールしてみよう。
ダウンロードしたら『ds_input.ini』のファイル(フォルダの中にある)をAviUtlの本体があるフォルダーに移動させよう。移動させたらAviUtlを再起動させてファイルを読み込ませてみて欲しい。
これで開けなかったファイルが問題なく開けるようになっているはず。開こうとしているファイル自体に原因がある場合は知らないけど・・・。
x264guiExで動画をエンコードする方法
まずは、AviUtlを開き『ファイル』→『プラグイン出力』→『拡張x264出力(GUI)Ex』→『ビデオ圧縮』とクリックして進もう。

次に右上にある『プロファイル』をクリックしてから、当てはまる項目(Bluray、iPhone iPod iPad、ニコ動、PS3、PSP、Twitter、Xbox 360、youtube、アニメ(高圧縮)、アニメ(高画質)、バランス、高画質、高速)を選択しよう。
選択し終わったら右下にある『OK』をクリック。

後は、ファイル名を入力(好きな名前でOK)してから『保存』をクリックしよう。
また、デフォルトではエンコードしたファイルは、読み込んだファイルと同じフォルダに保存されるけど、この画面で保存先を変更することも可能だからね。

エンコードはCPU、メモリなどPCの環境に大きく依存するからこれくらいの動画は1時間で終わるね!
とか確定的なことは言えないけど、俺のi5-6400の環境だと、解像度が1280×720でファイルサイズが377MB程度の動画をエンコードするのに10分くらいかかったかな。
エンコード中は自分のスペックが丸見えで面白い(笑)
エンコードが終わっても、音が鳴ったり、完了しました。などのメッセージは表示されないから、エンコードが終わったかどうかは、右下のパーセンテージを参考に自分の目で確認してね。
最後に
AviUtlを勉強中の自分からしたらとても面倒な作業だった。必要なものをインストールしたら終わり!なら全然良いんだけど、予期せぬトラブルが起きすぎた。
自動のインストーラーがしっかり機能してくれないから一部手動でインストール作業をしたり、いざエンコードしたらPC自体が重くなってしまったり。(これは再起動したら復活した)
とは言え、mp4出力を出来るようにしておいて損はないし、面倒なのは最初だけだから、PC初心者の人でも根気があるなら挑戦してみて欲しいな。
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