Windows10にアップグレードしたら重くなった!動作が前より遅くなった!と感じている人が多いみたい。
大体の原因はスペックが足りていないからなんだけど、スペックが足りていないからと言って、すぐにPCを取り替える余裕のある人はごく一部だよね。
そこで、今回はWindows10が重かったり遅かったりする時に、完全に無料で出来る対処方法を詳しく紹介していくよ。
この記事の目次
RAM(メモリ)を増設する
すぐに出来ることではないけど、メモリを増設するのも1つの手。というより今回紹介する方法の中で最も効果が期待できる手段だね。
ひと昔前(5年くらい前)は、メモリは4GB程度で問題なかったし、もっと言えば10年前は2GBあれば十分すぎる!と言われてた。
だけど、最近では4GBでもちょっと足りないんじゃないか。と思うようになってきたね。

俺は8GBのメモリを積んでいるけど、上の画像の通り既に4.9GBのメモリを使用している状態・・・。
メモリは現実世界で言うと作業するスペースに例えられる。机の上で色々な作業をしている時に、狭い机では作業が捗らないけど、机が広ければ、効率力作業をすることが出来るよね。
しかも、俺はヘビーにPCを使っている訳じゃない。どちらかというとライトユーザー寄りになると思う。それでこれだけ使用しているとなると、8GBでもちょっと不安を感じる。
Windows10を使うなら、最低8GB、16GBあれば安心。メーカーのPCだと平気で4GBのPCがゴロゴロあるから、そういったものは極力選ばないようにしよう。
また、メモリの増設だけであれば、1万円程度の出費で済むから手が出しやすいと思う。ノートPCを使っていると、気軽にメモリの増設が出来ない場合もあるから注意してね。
Windows Defenderを無効にする
Windows Defenderは、Windows10に標準装備されているセキュリティ機能。バッググラウンドで勝手に動いていることもあり、これが動いているせいで、Windows10の動作が重くなることもあるよ。
ただし、セキュリティ機能だから安易に無効にすることはおススメ出来ない。それなら、メモリを増設するとか、他の対処方法を試してみた方が良いね。あくまで最終手段でお願いね。
常駐アプリを無効にする
Windows Defenderと同じく、常駐しているアプリがあれば無効にしてしまおう。もちろん『エクスプローラー』とか絶対に無効にしてはいけないものも沢山あるけど、使っていないアプリは、どんどん停止させていこう。
人間もそうなんだけど、誰か好きな人がいてその人のことを1日中考えていたら、仕事に集中出来る訳がないよね。
PCも同じで、他に処理していることがあるのにさらに新しい作業もやらせると、動作が重くなったり、処理が遅くなったりする。
PCのスペックが高ければ気にすることはないんだけどね。
いらない、使わないアプリは削除する
常駐アプリを停止させるだけでなく、いらないアプリがあればどんどんアンインストールしていこう。アプリをアンインストールすることで動作が軽くなることもあるからね。
俺の場合だと、このサイトで沢山のソフトを紹介しているんだけど、ほとんどのソフトは紹介したらすぐに使わなくなってしまう。こういったソフトをそのままにしておくと、HDDの容量を圧迫することにもなってしまうよね。
人間はいらない記憶やスキルを消して軽くすることは出来ないけど、PCはそれが可能だから便利だよね。
アニメーションエフェクトを無効にする
アニメショーンエフェクトを有効にしておくと、見栄えは凄く綺麗になるけど、その分PCに負担をかけることになってしまう。
もちろんPCのスペックに余裕があるなら全然良いんだけど、メモリが4GBとか、ひと昔前のCPUを使っている場合は、動作が重くなる原因になりかねない。
俺のPCはもう10年以上使ってるんだぜ!という人なら、無効(オフ)にしておいた方がイライラすることがなくなると思う。
コルタナをオフにする
Windows10に標準装備されているCortana(コルナタ)。
これをオフにすると動作が軽くなることもあるけど、最新版のWindows10ではコルタナのオンオフが気軽に出来ないようになってしまった。
プログラムを弄って無理やり削除することも出来るけど、Windows10の動作が余計不安定になる可能性もあるから、コルタナが煩わしいと思ってもそのまま放置しておこう。
自動メンテナンス時間を変更する
サインイン直後に自動メンテナンスが始まると、メンテナンスが終わるまでPCが重くなる原因になりかねないから、サインイン時間と重ならないように、自動メンテナンス時間を調整してみよう。
ちなみにデフォルトでは午前2時に設定されている。午前2時にPCを起動する人はあまりいないだろうから、これは大丈夫・・・かな。
もし、午前2時辺りにPCを起動することが多ければ、自分が活動しない時間帯にメンテナンス時間を変更しておこう。
ハードディスクの最適化(デフラグ)を行う
断片化されたデータが蓄積されると、PCの動作が以前に比べて遅くなったり不安定になることがある。
1つのデータがあちこちに分割されていたら、PCがそれを一生懸命探すことになるから、読み込み時間も長くなるってことだね。
デフラグをすると、断片化した状態が解消されて、PCの動作が軽くなることがある。1つのPCを長い間使っている人ほど効果の期待出来る方法だね。
ただし、デフラグはファイルが多ければ多いほど時間がかかってしまうから、デフラグをする時は寝る前とか、お出かけする前とか、長い時間PCから離れる時にした方が良いと思う。
買ったばかりのPCだと10秒くらいで終わることもあり、デフラグに膨大な時間が割かれることもない。こまめにやってれば苦労することもなさそうだね。
高速スタートアップを無効にする
PCの電源を付けてからWindows10が起動するまでの処理時間を高速化してくれるのが、高速スタートアップという機能。環境によっては、高速スタートアップを有効にするだけで、通常の3倍以上速くなることもある。
高速になってくれるなら、わざわざ無効にする必要なくない?と思うかもしれないけど、あくまで高速になるのは起動する時だけね。
スタートアップ機能のおかげで、高速で起動してくれるようになるけど、その代償としてシャットダウンするまでの時間が若干長くなってしまう。
とにかく、起動が早くなればシャットダウンする時間が長くなっても別に良い!という人なら良いけど、スムーズにシャットダウンしたい。という人は、高速スタートアップは無効にしておいた方が良いね。
ハードディスクの空き容量を増やす
ハードディスクの空き容量が少なくなっている場合は、増やす努力をしてみよう。特に最近の人は動画を大量にダウンロードしてHDDの容量を圧迫している人が多いんじゃないかな?
ダウンロードすると、オフライン環境でも好きな時に見れるようになるから、ダウンロードしたくなる気持ちは分かるけどね。
特に、Windows10がインストールされている『ローカルディスクC』は、常に3分の1くらいは空き容量を残しておこう。ここをパンパンにしておくと、システム全体がもっさりしてしまうことがあるからね。
パフォーマンスを優先にするに設定する
初期設定では『コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する』になっているけど、これを『パフォーマンスを優先する』にすると、動作が軽くなることがあるよ。
スタートメニューから『設定』→『システム』→『バージョン情報』→『システム情報』→『システムの詳細設定』→『設定』→『パフォーマンスを優先する』を選択する。
周辺機器を確認する
周辺機器が変に干渉していることで動作が不安定になっている可能性もある。
これは1回全ての周辺機器を外してみて、もう一度1つずつ付け直して、どの機器を繋げた時に動作が不安定になるか、地道に確認してみるのが良いね。
時間はかかるけど、外部に原因があるだけでPC自体に原因がない場合もあるからね。
ウイルスに感染していないか確認する
確認するといっても、セキュリティソフトがないと確認出来ないから、期限切れになっていないセキュリティソフトを使ってPCをスキャンしてみよう。セキュリティソフトでも捉えることが出来ないウイルスもあるけど、捉えてくれる時もある。
ちなみに、危険じゃないのにウイルスとして検出されることもあるから、ファイルの削除などは慎重に行ってね。
更新設定を変更する
更新設定をオンからオフにすることで、動作が軽くなることもあるよ。
スタートメニューから『設定』→『更新とセキュリティ』→『詳細オプション』→『更新プログラムの提供方法を選ぶ』→『複数の場所から更新する』をオンからオフへ変更する。
最後に
Windows10の動作が重い!遅い!と言っても、すぐに原因が分かるときもあれば、何時間試行錯誤しても解決しないこともある。
一見遠回りに感じるかもしれないけど、今回紹介した方法を上から順に試してもらうのが一番の近道だよ。ある程度慣れてくれば、経験でこの症状はこれをすればOKだな。って分かってくるから、根気強く頑張ってみてね。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。